さて、今日は先週末に結婚記念日を祝うべく予約した、ハンガリーの古城ホテルに
到着するまでのエピソードをお話しすることにしましょう。
突然現れた珍客、ガディーアに午後2時くらいに別れを告げ、ハンガリーへと向かう高速に
乗ると、ちらほら舞っていた小雪が次第に吹雪いてきました。 ワルイヨカン
で、高速を降りて山奥にあるホテルの住所を、ナビに入れようとした主人の様子が何やら変。
つか、とっても変。
「どうしたん?」と、聞くと・・
「ホテルの住所、ナビに入ってないんだよ」 ガビ~ン
ハンガリーのナビは持っていたのですが、ホテルがある村は山奥過ぎて、
まだナビに入ってない模様。
つか、ウチら、地図すら持って来てないんですけど〜。
あるのは、ホテルを予約した時にプリントした略地図のみ。。 マジダヨ
とりあえず、その略地図を参考に元警察官の勘で車を走らせる主人でありましたが、
人生とは何とも無情なもの、高速を降りた途端に前が見えないくらいの猛吹雪になり、
車は冬タイヤに履き替えたにも関わらず、交通量の少ない山道では雪が解けきれず、
まるでワルツを踊るかの如く揺れる始末。 マジコワカッタヨ
道路標識を当てにしたくても、雪が看板を覆い尽くすほど積もっているので、
何の役にも立たず。。
仕方がないので、勘だけを頼りに車を走らせると、小さな村に遭遇し、幸運なことに
この猛吹雪の中、雪かきをするおじいちゃんを発見!
普段どんなに道に迷っても、元警察官のプライドからか?、
人に道を聞いたりしない主人ですが、今回はかなりヤバいと悟ったのでしょう、
車を端に寄せて、雪かきをするおじいちゃんに、道を尋ねに行きました。
数分後、主人が戻って来たので・・
「道、分かった?」と、恐る恐る尋ねると
「ハンガリー語はさっぱり分からんけど、方角は合ってるみたい」
って、言葉通じないのに、方角が合ってるって信じて良いのだろうか。。
で、車を出そうとしたその瞬間、そのおじいちゃんがジェスチャーで車の窓を開けるようにと、
言っているようでしたので、主人がすぐに窓を開けると、おじいちゃんは再びハンガリー語で、
スコップを右左に動かしながら懸命に、ホテルまでの道のりを教えてくれたのです。
確かにハンガリー語はさっぱり分からんけど、 なぜか、おじいちゃんの説明から
8キロ先にホテルがあることに、主人と私の意見が一致したのです。 メデタシメデタシ
外国に来るのにちゃんとした地図も持って来なかった、すっとこどっこいの私たちに、
こんなに親切にしてくれたおじいちゃんにせめてお礼を言いたかった主人、
「おじいちゃん、グラッツィエ!」って、何で日本語とイタリア語やねん?
おじいちゃんがスコップで方角を教えてくれた通りに車を走らせると、
何と猛吹雪の中をで通り過ぎる若者3人を発見。ハンガリー人、やるね〜。 ナニヲ?
で、十分ほど経ったころでしょうか、次の村に着くころには、さっきまでの猛吹雪が
次第に弱まってきて、道路標識も見えるようになりました。 キボウノヒカリ
主人は再び略地図に目を通し、ホテルがある村の名前を確認すると、
その村の名を示す看板が遂に見つかったのです。 ヨロコビノナミダ
その後はトントン拍子で、「ホテルまで5百メートル」と言う看板も見つけ、
無事、古城ホテルに到着 万歳三唱したいくらい嬉しかったよ〜。
こちらが雪化粧をしたホテル。何とも風情豊かですよね。
こちらは庭側です。
アリーチェにも入ってもらいましょう。
夕方4時くらいでしたので、だいぶ暗くなってきていました。気温はマイナス5度。
ホテルの入り口です。もちろん、自動ドアはございません。
こちらの木は、主人がどうしてもブログの読者の方に見せたいと言って、
撮ってきたのですが・・。
何に見えるかは、皆様の品格次第ですわね? オホホホホ~
ホテルの中が気になるとは思いますが、それは明日のお楽しみ~。
それにしても、ホテルに着くまでに一つの記事になってしまった私たちの旅の始まりって
一体・・。
☆今日のオマケ☆
道をこれで聞いても、返ってくる言葉が分からなきゃ意味がなかったりして。。
木の正体が不明なアナタも
お時間がある方は、サイドバー上の「ロシアンブルー」のクリックもヨロポコ
相互リンク、随時受付中。お気軽にお申し付け下さいませ。
お知らせ
リンク仲間のあぷぼんさんのブログで只今、捨て猫ちゃんの里親を探していらっしゃいます。
関東地方にお住まいの方で、ご興味があられる方は是非!
不幸な猫ちゃんが一匹でも多く幸せになれますように。
スリル満点でしたね。
でも、読んでると楽しそうです♪
続きが楽しみです!
ところで、去年の秋にうちの息子はイタリアに一人旅したんだけど、
簡単なイタリア語は言えるようにしてったんです。
でも、イタリア語で話しかけても相手のイタリア語が聞きとれないので
結局、英語で通した・・・。
と言ってたのを思い出しました。
投稿情報: ピカ | 2008年11 月26日 (水) 00:27
アリパパさんご推薦の木。。。私の品格はかなり下のようで
思わず笑ってしまった。。。
他に何に見えるのでしょうか。。。
誰か教えてください
吹雪の中の運転、ワルツのような車の動き、雪国育ちの私にはその怖さがよーーく解ります。
とにかく無事で何よりでした
それにしても元警察官の官。。。いえ勘は凄い
写真素敵ですね
夕方というのと雪とで幻想的です。
オマケ。。。
確かに。。。アンサー用のもあればいいのにね
投稿情報: りんご | 2008年11 月26日 (水) 00:44
行くまでは大変でしたでしょうけど、雪の古城ホテルもとっても雰囲気があっていいですね
ホテルの中も楽しみ
木の正体、私は品格の高いお嬢様だから分かりませんわ~(笑)
投稿情報: mia | 2008年11 月26日 (水) 00:52
久し振りのコメントですが、例の↑の写真に食らい付いたわけではないですよー
寒そうですねーでも灰色の景色とオレンジの灯り、ヨーロッパって感じでステキですわぁ
お部屋の様子も楽しみにしてます♪
2月のウィーンは雪景色かしら?!南国育ちは雪にワクテカしてしまいます
投稿情報: さゆぴょん | 2008年11 月26日 (水) 17:46
実際に旅行されたゆきさんご一家は寒くて大変でしたでしょうが、雪と古城・・・なんて幻想的な雰囲気なんでしょう!
まるで映画に出てくる世界、もっと言えば中世に逆戻りしたような景色ですね。
本当に羨ましい限りです♪
やはりヨーロッパの景色は素晴らしいですね。
でも日本の京都の雪景色も負けていないくらい素敵ですけどね。
この古城のお部屋の内部やお食事がどんなものだったのか、とても気になります。
そしてどんな素敵な記念日だったのか報告を楽しみにしておりますよ。
投稿情報: フジコ | 2008年11 月26日 (水) 22:26
ホテルに到着するまでは大変でしたね。
でも、ハンガリー人のおじいちゃまのお蔭でしたね。
私もよく外国の方に英語で道を尋ねられますが(だいたいが平和公園)全て日本語で答えてますが、通じているみたいです。意志が通じれば言葉は関係ないのかな?
で、パパさんのお気に入り?の木の形ですが…子供の私にはわかりませ~ん
投稿情報: くみ | 2008年11 月26日 (水) 22:36
ピカさんへ
続きはスリル感は全くありませんが、まったりお楽しみ下さいね。
おしゃれな息子さん、イタリアを一人旅ですか?素敵ですね。ピカさんにもお土産、買ってきてくれたんでしょうね。
りんごさんへ
あの木、ハンガリー人には木にしか見えないのかしらん?ウチらにはあれにしか見えませんよね?
青森も吹雪いて道が凍りますよね。私はこちらに来て初めて、車が滑る怖さを体験しました。では明日はホテルの中をご紹介しますので、お楽しみに♪
miaさんへ
やっぱりmiaさんには、あの木の正体が掴めませんでした?ざんねん〜。
雪には大変な思いをしましたが、ホテルについてこの景色を見た途端、疲れが取れました。明日をお楽しみに♪
さゆぴょんさんへ
さゆぴょんさんって南国ご出身だったんですか?てっきり、東京の方だと思ってました。2月のウィーン、例年なら間違いなく雪なのですが、ここ数年暖冬が続いているので、それほど寒くないかも?です。
フジコさんへ
私日本人でありながら、京都には行った事がないのです。
ですので、帰国したら是非、京都には行って見たいと思ってます。
確かに着くまでは不安でしょうがありませんでしたが、この幻想的な景色を見たら、全てが帳消しにされちゃいましたが。。
ホテルの中も素敵ですので、乞うご期待♪
くみさんへ
そうなんですよ〜、あのおじいちゃんの助けがなかったら、ホテルに着くのがもっと遅れていたと思います。平和公園はやはり外国からの観光客も多いのでしょうね。昔ウチの主人が広島に住んでいたころは外人なんて滅多にいなかったと言ってました。
え?くみさんだったら、あの木の正体、分かってもらえると思ったのに~
投稿情報: ゆき☆アリ | 2008年11 月27日 (木) 00:14