今まで、ブログでオーストリア人の悪いところを主に書いてきましたが、
今日は良いところを綴ってみようと思います。
以前、ウィーンの離婚率が世界一と言う記事を書きましたが、
覚えてらっしゃいますでしょうか?
離婚する夫婦が多いと言う事は、その子供たちもどちらかの親と離れて暮らすことになり、
また子連れの離婚した親が再婚すると、その子供はステップママ、
もしくはステップパパと一緒に暮らすことになります。
実はウチの主人も幼少の頃に両親が離婚し、その後、義理の母は再婚したので、
主人は新しいステップパパと暮らすようになりました。
主人がティーンエイジャーになった頃、妹が産まれそして弟も産まれ、
3人兄弟となった訳ですが、そのステップパパは3人を全く差別せず、
同等に愛情を注ぎ育ててくれたそうです。
(義理の母はその人とも後に離婚しました)
で、主人は20年近く日本に住んでいた訳ですが、テレビドラマなんかで
連れ子で再婚して、新しい家庭でその子がいじめられるシーンがよくありますよね?
それを見て、「日本人は何て陰湿なんだ! ヨーロッパじゃあり得ない!」
と言って、呆れていたのを覚えてます。
あれって、やっぱり「血は水よりも濃い」とされる、日本の家族に対する独特の考え方
に由来しているのでしょうか?
こちらは、どちらかと言うと、「生みの親より育ての親」と言う観念が強いように感じます。
日本では養子を取ることはまだまだポピュラーではありませんが、こちらではかなり一般的で、
肌の色が違う兄妹が白人(外見上、どの国籍かは分からないので)の両親と
一緒にいる光景も良く目にします。
再婚同士のカップルが、それぞれ連れ子がいる場合、その家族を
パッチワークファミリーと言うのをご存知でしょうか?
もしかしたら、我が家もそう見られているのかもしれません。
あとうが私の連れ子で、アリーチェは主人の連れ子みたいに。
最後にちょっとだけ、のろけさせてもらいますよ?
以前、生理が遅れた時に冗談で、
「赤ちゃんできちゃったかな? パパは誰だろう??」と、私が言った時
「父親が誰だろうと、ゆきちゃんが妊娠して赤ちゃんを産んだら、
私はその子を、自分の本当の子供として、あとうとアリーチェと
分け隔てなく愛情をかけて育てるよ!」
と、言ってくれたことがあって、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
(その後すぐに生理が始まりましたが)
確かに、本当の親の間で育てられる子供は、普通に幸せかも知れないけど
本当の親じゃなくても、愛情を注がれる子供は実際この国ではたくさんいて
幸せに育っているように思えます。
あくまでも、私の捉え方なのですが。。
☆今日のオマケ☆
主人からお下がりのiPhoneをもらったアリーチェは、帰国した時に
東急ハンズでシールを購入すると、デコレーションしてくれるサービスがあったので、
やってもらいました。これでアリーチェ、オリジナルiPhoneのできあがり。
☆にゃんちゃってキャメラマン、ゆき☆
クラシックカーラリーに出場していたイタリアチーム。
押していただけると、私の生理がまた遅れます?
アリパパさん素晴らしい
愛する女性が産んだ子ならば、たとえ自分の子ではなくとも自分の子と分け隔てなく愛情を注ぐなんて
日本にはこういう男性はまずいないでしょう。
実の子にさえ虐待する親がいるんですから
実に嘆かわしい。。。
昔の人は(語弊があるかな )自分よりも子供の方を重視したものです。
子供が幸せなのが親の幸せと考えていたんですが、今は違いますものね
子供のことよりも自分のことが先に立ってますもん。。。
ま、全ての人がそうではないのでしょうが、増えてきているのは確か。
間違った愛情の注ぎ方をしている人も多くなってきてますね。
あ、なんか論点がずれてきたような
何はともあれ。。。。ゆきさん・アリパパさん、ごちそうさまでした
投稿情報: りんご | 2008年9 月18日 (木) 00:22
わ〜♪アリパパさん素敵!
いきなりパパさんファンになってしまいましたョ♪
そうですよね。子供は愛情をいっぱい受けて育たなくてはいけませんョ!
パッチワークファミリーって言うんですか?面白い表現ですね♪
離婚率が高くても、パッチワークファミリーが多くても、
分け隔てない愛情が注げるのなら、心配ありませんね♪
今日は、パパさんの言葉にうるっと涙してしまいました♪(笑)
投稿情報: satonag | 2008年9 月18日 (木) 09:27
おはようございます。アリパパさんすんごいいい人ですね。りんごさんの言ったとおり最近自分の子供でも、虐待に走る人が多いそうです。理由は、言う事を聞かないとか、無視をしたからとかですね。早い話が、親のワガママで傷つく子供がいるというところです。なんかその事を考えるとため息が出ます
投稿情報: ゆう | 2008年9 月18日 (木) 10:09
でへへ♪第二便!
なんか、今日はいっぱい書きたい気分♪
私もドイツにいた時に感じましたョ。(古い話ですが/笑)
最初、身体障害のかたがやけに多いなぁ〜、って思ったんです。
でもそのうち、理由がわかりました。
例えば、トラムに乗ってても、車椅子のお客さんが待っていると、出入り口付近の男性がサーっと降りてって、車いすを中にいれるんですよ。
誰かが何かしてください、と頼むわけでもないのに。
お客さんがいなかったり、御老人ばかりだと、運転手さんが降りていくんです。
最初、その光景を見た時、びっくりしました。でも、そういうのが当たり前なんですね。
だから、身体障害のかたでも一人で自由に外に出られる。
それで日本よりも身体障害のかたが思えたんですね。
その当時は、もうすごいカルチャーショックでしたョ。
でも、今、日本もちょっとづつそうなりつつあると思ってます。
JRに乗ってても連絡を受けた駅員さんが出入り口で待ってます。
昔はそんな光景もなかったですから。
だから子供も、誰の子であるとかでなくて、大人が分け隔てなく愛情を注ぐものだ、っていう概念がきっと日本でも生まれるんじゃないかなぁ?生まれるといいなぁ♪
そしたら、いつか日本でも肌色の違うアダプトチルドレンを見かけるようになるかもしれませんね?♪
投稿情報: satonag | 2008年9 月18日 (木) 10:43
こんにちは。
今日はあっと驚くおはなしを聞かせてもらいました。
私の両親も離婚しており、お恥ずかしい話、未だに
あの頃私が30歳ぐらいのアドバイスをしてあげられてたら、
とか思うんですよ。(笑)
2年前、ある知人も離婚しました。
知人の子もそれを理由に卑屈になっちゃったかも・・・。
「再婚はしないの?」と聞いたら
「絶対にない!」と。おまけに親の言われるまま、
実家のそばに家まで買ってしまいました。^^;
知人は若くて、再婚して新たな家庭だって築けそうな年なのに。。。
子供に後ろめたい気持ちもあるようでして
その空気が子供に伝わってる気がしました。
私もあと何年かで子供が出来なかったら・・・
養子も視野に入れています。
ゆきさんとご主人の話を「難しい話」と捉えるか「自然な話」と捉えるか~。
日本ではバトルになりそうですね。
ご主人の無限の度量を感じました!!
(なかなかそんなこと言えないですよね!!)
投稿情報: あぷぼん | 2008年9 月18日 (木) 10:45
パパさん素敵!!
愛する人の子供なら、自分の血を引いてなくてもわが子同様愛するなんて…かっこいい♪
私の母方の祖母も後家さんなので、母たち兄弟とは血の繋がりはありません。だから、私とも血が繋がってませんが祖母は母たちを大切に育て、また母たち兄弟も祖母を大切にしています。
私は、大人になってから事実を聞かされたので多少ショックはあったものの、おばあちゃん大好きっこなので、祖母への愛情は変りません。
それにうちの主人は、私たち夫婦にもしも子供が出来なければ養子縁組をしようと言ってくれました。
とても嬉しかったです。
でも、今の日本では同じ肌の色の子供しか現実として養子を迎える事は難しいでしょう。
もし、私たち夫婦が金髪の子供を連れていたら、好奇の目で見られるでしょうし子供自身も何かしら影響があると思います。
それが悲しい現実です。
私たち夫婦は肌の色も髪の色も気にしてないのです。
同じ人間なのですから。
だから、外国の方のファミリーがいろんな人種で成り立っているのを見て羨ましく思いますし、日本もいつかそんな事を誰も気にしない世の中になって欲しいと思います。
ゆきさん、このさい三人目いってみますか?(笑)
投稿情報: くみ | 2008年9 月18日 (木) 12:58
りんごさんへ
主人もりんごさんのコメントを出張先のオランダで読みながら、照れてることでしょう。 残念ながらこちらも虐待の事件は新聞でたまに目にします。。でも日本ほどではないような? 私も子供たちの幸せそうな笑顔を見るだけで、幸せな気持ちになりますよ。昔の人なのでしょうか?(笑)
satonagさんへ
もちろん、例外はいくらでもあるでしょうから、全てのパッチワークファミリーが幸せとは限らないと思いますが、日本より偏見がないことは確かだと思います。私もウィーンに来た頃、車椅子に乗った障害者の方を頻繁に目にしたので、多いのかな?と思ってましたけど、結局は障害者の方が外出しやすい環境が整っていると言うことが少し経ってから気付きました。地下鉄の駅には必ずエスカレーターだけじゃなくてエレベーターも完備されているし、なにより一般人が車椅子に乗った方にとても親切なのに、感銘を受けました。
こっちの人は確かに非常識な人間は多いけど、弱者に対しての親切心は尊敬に値すると思います。そんな親から育てられた子供たちも、そんな光景を見て育つ訳ですから他人に優しくなれるのではないでしょうか。将来、肌の色を気にしないような世の中になったら素晴らしいと思います。(スタートレックみたいに。。)
ゆうさんへ
今は出張中の主人ですが、コメントはちゃんと読んでると思いますよ。(笑)
虐待はやはり親もストレスフルだから起こる現象なのではないでしょうか。一番可愛いはずの自分の子供に手を上げるなんて、尋常じゃないですよね。子供も可愛そうだけど、そうなってしまった親もある意味可愛そうな気がします。。
あぷぼんさんへ
あぷぼんさんのご両親も離婚されていたんですね。今回の私の記事で、辛いことを思い出させちゃったらごめんなさいね。
知人の方、離婚と共に人生も投げやりになられたのでしょうか?? ウチの主人もバツイチですけど、主人がバツイチじゃなかったら私は主人と出会えなかったと思うので、ある意味、主人の離婚にはとても感謝しています。
あぷぼんさんもくみさん同様、養子のことも考えていらっしゃるのですね。私の二人の友人は長年赤ちゃんが出来なくて、不妊治療をしていたのですが、諦めた途端に二人とも妊娠したんです。その二人も養子のことを考えていたし、不安もあったようです。でも人は自分で決めた、それぞれのライフスタイルがあって当然だと思うし、色々あってアリだと思います。じっくり考えられて、結論を出されて下さいね。
くみさんへ
昔は、養子縁組みも普通に行われていたので、昔の方が「生みの親より育ての親」的観念が浸透していたかもしれませんね。
確かに日本で肌の色の違う子供を養子にとったら、かなり問題になりそうですよね。その辺が島国である、日本の悲しいところだと思います。。くみさんのご主人は養子を取るこを自分から提案されたんですね。素晴らしいじゃないですか!
私もくみさん同様、日本が肌の色にこだわらず、色んな人種の家族がいる世の中になってくれたら、とても素敵だと思います。
3人目は、残念ながらあり得ません。(体力と財政の限界を感じているので。。)
投稿情報: ゆき☆アリ | 2008年9 月18日 (木) 23:23
冗談でそういうことが言えるなんて、
すごい!
そしてパパンがまじめにゆきさんを愛してるなーとじーんときちゃいました☆
あたしもそんな人見つけたいなー♪
投稿情報: むときち | 2008年9 月18日 (木) 23:27
むときちさんへ
ブログを引っ越してからは初コメですね。ありがとうございます。息子はボケ専門ですが、私たち夫婦とアリーチェはいつも冗談しか言ってないんですよ。。って、むときちさん、名前からして男性だと思ってました。ごめんなさ〜い。
投稿情報: ゆき☆アリ | 2008年9 月18日 (木) 23:33