昨日の記事を書いた後、思い出したことがあったので、追記することにしました。
では、この写真をご覧下さい。
この写真は、夏休みにアリーチェが誕生日パーティに呼ばれた時のものです。
中央の赤いシャツを着ている女の子が主人のボスの娘、ヨハンナ。10歳になりました。
「一緒に遊んでる黒人の女の子、あなたのお友達?」と、ヨハンナに尋ねると・・
「違うの、この子は私の妹よ!」と、びっくりするような返事が返って来ました。。
主人のボスのペーターには5人の子供がいることは知ってましたが、
最初の奥さんがオーストリア人、2番目がベトナム人、そして今の彼女はオーストリア人・・
どうやったら黒人の子供が産まれるワケ? と、不思議がっていると・・
「あのね、この子のママはパパのガールフレンドで、この子の本当のパパは、
病気で死んじゃったのね。で、今はこの子のママが私のパパの子供を産んだから
私とこの子は姉妹なのよ!」
と、ヨハンナが説明してくれました。。アンダスタン?
(つまり、亡くなったパパは黒人だった訳です)
ペーターは今の彼女との間に男の子が産まれたばかりですが、
彼女とは結婚するつもりはないそうです。。(ま、それぞれの事情と言うことで。。)
で、こちらが黒人の女の子のママと、ペーターとの間に産まれた赤ちゃん。。
とっても仲良さそうですよね。
私はヨハンナが、自分のパパと彼女が結婚していないのにも関わらず、
もうしっかり自分の妹として受け入れちゃってるところに、すごく感動しました。
もちろん、新しい弟である赤ちゃんのことも、とても可愛がってましたよ。
籍なんて子供にとってはどうでも良いのでしょうね。
傍から見ても、とても幸せそうなパッチワークファミリーだと思いません?
ちなみに、ペーターは2度の離婚後はずっと一人暮らしで、週末になると子供たちや
彼女と赤ちゃんが、ペーターの家に泊まりに来ます。
確かに、両親が離婚して一番傷つくのは子供だと思いますが、
一緒に生活できないくらい冷えきった両親と暮らす子供のほうが、
もっと可哀そうだったりすると思います。
子供って、知らず知らずのうちに親に遠慮したりするじゃないですか。
それがそのうちストレスになって、親を恨む様なことに発展することもあり得る訳で、
それならば、離婚して新しい人生を送る選択を取る方が、
結果的には我慢尽くしの生活より、陽の光が差すのではないでしょうか。
これもまた、離婚経験のない勝手な私の捉え方なのですが。。
☆今日のオマケ☆
ペプシ スターウォーズ・ファスナーマスコット
にょーさんからの息子への
スケちゃんの本は10月10日発売開始!
☆にゃんちゃってキャメラマン、ゆき☆
飼い主さんに写真を撮ることを断って、ワンちゃんにカメラを向けた途端
一緒に住んでみないことには、男と女なんて分かんないものよね?
と、思ったあなたも!
なんだか難しい関係でじっくり頭の中を整理しながら読みました。
オーストリアの人は、血の繋がりがあろうがなかろうが一切関係なく人類そのものを愛することができる人たちなんですね
ヨハンナちゃんのパッチワークファミリー素敵です
世界中の人がこのような考えを持っていれば戦争なんか起きないだろうに
でも、やはり島国である日本人にはなかなか受け入れにくいのかも知れませんね。
投稿情報: りんご | 2008年9 月19日 (金) 00:58
私は離婚経験どころか結婚経験もないので(爆)、結婚生活を続けているほうがいいのか、
離婚しちゃったほうがいいのかは、皆目見当がつきませんが、ゆきさんが書いてるように、
子供って両親の空気を感じて生きていくので、どんな状態であれ、
幸せな空気の中で暮らさせてあげたい、と思います。
世界中の子供たちがそれぞれのシチュエーションで愛情をいっぱい受けて育つことを心から願っています♪
投稿情報: satonag | 2008年9 月19日 (金) 10:50
こんにちは。
今日の記事の内容もとても面白かったです。
前回コメのお返事も読ませていただきましたが
なんていうか・・・欧米では離婚やステップ/パッチワークファミリー
という形式にちっとも恥じることがないのですね。
もちろん「頭の中が傾(かぶ)いている」なんて
時々いわれることもある私も恥だとは思いませんし、むしろ
この倫理観、とても清らかな感じがします。
日本では、まだまだ上のいずれも
マイナスイメージがありますよね。
子供を生んでしまうと特に・・・苗字が
変わると(夫婦別姓だと)受験に支障があるとか
いじめにあうとか。
我慢は美徳、の文化も良い所はありますが
ゆきさんが仰るように、我慢と打算でドロドロした厭らしさを
生活に持ち続けるというのも子供にも自分にも不健康な気がします。^^;
家庭を作る、という意義の観点が違うのかもしれませんね・・・。
(前回のロミー君の『もっと高くあげてくれ~』の言葉には爆笑でした!!)
投稿情報: あぷぼん | 2008年9 月19日 (金) 16:13
りんごさんへ
おそらくオーストリア人に限らず、ヨーロピアンはそんな感じだと思います。
人類愛さえあれば、戦争なんて起きないだろうし、差別もなくなるんじゃないですかね。日本人って一般的にはとっても親切だけど、体裁を気にするクセがいろんなことを邪魔するのでしょうか。
satonagさんへ
もちろん、本当の親が離婚せずに一緒に暮らせたら、一番良いんでしょうけど、そうできない場合は、子供も親も一番いい環境で人生を送って欲しいですよね。昔、マイケルジャクソンが歌ってた「ヒール・ザ・ワールド」の曲を思い出しました。とっても良い曲ですよん。
satonagさんにとってめちゃくちゃかわいい動物とは、アシカだったんですね? うふふ。。
あぷぼんさんへ
もちろん離婚で辛い思いをしたりすることはあるとしても、それが恥だと言う観念はあまりないように思います。いかんせ、ウィーンの離婚率は7割近いので。。アメリカ辺りは離婚に対する観念はまた違うかもしれません。意外と保守的らしいのですから。 あと、親が離婚したからいじめられる子は、こちらでは絶対いないでしょうね。ちなみに、オーストリアで離婚すると、奥さんの名字は前の旦那さんの名字のままで、変えられません。。
もちろん、こちらでも虐待などの問題はあるとしても、一般的には家族の絆はとても強い様に感じます。家族と過ごす時間をとても大事にするので、父親がないがしろにされる事はまずないですよ。(笑)
お国変われば、ですね。
投稿情報: ゆき☆アリ | 2008年9 月19日 (金) 19:07
なかなか難しい問題でコメントも気軽にできません。
しかし子供がそれを受け入れられるというのがすばらしいと思います。
チワワ君テレションでしょうか?
オーストリアの犬の糞に罰金ってのは日本も真似して欲しいですが、おしっこはどうなんでしょうか?
投稿情報: ゆきP | 2008年9 月19日 (金) 22:04
ゆきPさんへ
ホントに、10さいのヨハンナが結婚もしていないパパの彼女の子供たちを、素直にきょうだいと受け入れちゃうところは、素晴らしいですよね。
ワンちゃんのおしっこは、どこでも大丈夫みたいですよ。おしっこまで規制されちゃうと、ワンちゃんの居場所がなくなりますよね。
投稿情報: ゆき☆アリ | 2008年9 月20日 (土) 03:29
こんばんは!
まずは、ケンさんの深い愛に感動しましたそうそう言える言葉ではないですよね素敵~
私達夫婦には、まだ子供はいませんが、授かれば、1,2年のうちに欲しいなぁと思っています
今回の文を読むまで、子供が出来なかった場合、養子を・・とまでは深く考えた事がありませんでした。
彼と色々と話す良い機会になりましたよ
また、日本では、暗いイメージを持たれる離婚や再婚は、国や文化の違いでずいぶんと見方が違うのですね。まだまだ日本は狭い島国だという事を感じました。
ヨハンナちゃんの笑顔がきらきらと輝いていて、心が温かくなりました。
日本に居てはなかなか感じる事のできない社会を、ゆきさんのブログを通じて伺う事ができました。
投稿情報: | 2008年9 月20日 (土) 23:24
ゆきさん・・今名前とメルアドを記載せずに送ってしまった気が・・?
大丈夫だったかしらん・・
投稿情報: よつ | 2008年9 月20日 (土) 23:26
よつさんへ
ウチの主人の名前を知っているひとは、あまりいないのできっとよつさんだろうな〜と思ってました。(笑)私がブログで伝いえたい事は日本との違いなんです。良いところも悪いところも、私が感じたままを伝えて、読者の方が、興味を持っていただけたら本望ですね。
よつさん、男の子と女の子、どちらか希望されてます? 私は最初は男の子、次は女の子と思っていたので、本当にラッキーでした。アリーチェの時は産み分けの本を買って実践したんですよ。(笑)ま、50%の確率なんですけどね〜。あ、メルアドはこちらで登録済みですので、もう記載されなくて大丈夫ですよ。ではでは〜
投稿情報: ゆき☆アリ | 2008年9 月21日 (日) 18:13