以前書いた記事の続編です。
前回はいきなり別れ話で終わって、びっくりされた方も多いと思いますが、
主人が別れ話を持ち出したのは、私の誕生日の4日後で、
4日前には、主人がサプライズパーティで私を喜ばせ、二人で盛大に私の誕生日を祝い、
最高に幸せな時間を過ごしたばかりでしたので、4日後に唐突に訪れた別れのショックは
私にとって計り知れないものでした。
ですが、主人の別れ話は決して寝耳に水ではなかったのです。
前回、当時の主人はちょっと「変」だったとお茶を濁すような表現をしましたが、
実はその「変」とは、私に対して「冷たかった」と言うのが、本当の所なのです。
(前回の時は、まさか続編を書く事になるとは思ってもいなかったので、
「変」の一言で、済ませてしまいました)
そんな冷たい態度は、2回目のデートから始まったように記憶しています。
例えば、主人のアパートに遊びに行っても急に主人の友だちが来て、二人は私そっちのけで
コンピューターに夢中になり、私は全く相手にされず、渋々帰る羽目になった事も。。
言葉自体も、「冷たい」と言うより「冷酷」と言った方がぴったり来るくらい。。
会うと、私が傷つくような事を平気で口走り、終いには私も泣き出す事もありましたが・・
「泣けば済むと思ってるの?私はゆきちゃんが泣いても、
全然可哀そうだとは思わないから・・」
かなりきつい言葉だと思うのですが、私が一番傷ついたのは次のセリフです。
「ゆきちゃんの良いところはね、髪の毛が長くて綺麗なところ。
それ以外はひとつもないね」
とまあ、こんな風に、今で言うところの、モラハラを受けていたのです。
なぜ、私がこんな主人と付き合っていたか、不思議に思われると思いますが、
私が以前お付き合いをしていた男性は、みんな優しい人ばかりでした。
私が何をしても許してくれ、寛容で明るく、主人とは対極に当たる性格の持ち主の方
ばかりだったのです。
ですので、主人の冷たさは、私には辛かった反面、驚くほど新鮮味があったと言う訳です。
「今までの人は優しくしてくれたのに、なぜ、この人だけは私に冷たくするの?」
これが私の疑問で、いつも頭から離れませんでした。
また、私も若かったこともあり、何かを追求したかったのかもしれません。
今までとは違うタイプにのめり込んだ私は、翻弄されつつも魅了されて行くのを感じました。
(今考えるにある意味、物珍しさもあったのでしょう)
冷酷千万な仕打ちを繰り返す主人に、疑問を持ちながらも、好きだと言う感情が芽生え、
結局は心底、惚れてしまっていたのです。おそらく、人生で一番。。
(決して、Mではありませんので、あしからず)
しかし、惚れていたのは私の方だけで、一方通行型の付き合いが長続きする訳もなく。。
そう、主人の別れ話は予測可能だったと言うより、必然すぎる成り行きでした。
前回書いたように、電話であっさり別れを告げられた私は、悲しみと喪失感から
絶望の日々を過ごすようになります。
女友達に会っても、別れ話を持ち出しては泣いてしまい、いつまで経っても立ち直れず、
悲しみに沈んだまま、そこから抜け出す事が、なかなかできませんでした。
そんな悲愴な生活を続けていたある夜、オーストラリア人の男性、ラッセルと知り合う事に。。
(辛かった割に次が早かったね、と言うツッコミはなしよ?)
自分でもラッセルの事は本気じゃないと分かっていても、深い悲しみから抜け出すために
利用している自分が許せない反面、辛い思いをしたんだから、これくらいの事は
許されても良いのでは、と自分で口実を作って付き合いを続けていました。
それに、付き合ううちに彼の事も好きになるかもしれない。
そんな、皆無とも思われる淡い期待を抱きながら、主人の時とは全く違う、
波風の立たない穏便な恋愛に、次第に退屈を覚えるようになったのです。。
話がちょっと外れますが、私は主人と知り合う前から留学するために朝から晩まで働き通しの
生活を送っていました。。
そして、資金繰りの目処が立ってきた頃、NY行きを更に意識するようになったのです。
主人と別れた辛さも、海外で何かに打ち込めば、すぐに忘れられるかもしれない。
契約していたマンションも、その年いっぱいで引き払う手続きを済ませ、
相変わらず優しくしてくれるラッセルとの付き合いも続けていた、10月のある日、
いつものように、夜の12時に帰宅して郵便受けを開けると、つたない字で私の宛名が
書かれた、一通の手紙を手にしました。
裏の差出人の名前は、半年前に別れを宣告した主人のものでした。
すみません、ここまで書いて、ちょっとしんどくなってきました。
続きはまた気が向いたら書きますので、今日はこの辺で勘弁被りたし。。
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