実は、今年はもう動物実験に関しての記事は書かないつもりでした。
この件に関しては、私が一番伝えたい事ではありますが、ブログではアクセント的に
扱うことにしています。
そうすることで、動物実験に興味のない方にも関心を抱いてもらえると、
判断したからです。
毎日のように、この手の記事を読むのは誰だっていい気分ではありませんから。
ですが、リンク仲間のあぷぼんさんから、下記のコメントを頂きましたので、
他にも同じような考えの方がいらっしゃったらと思い、私なりの考えを今年中に
残したい気持ちになりました。
「動物実験は反対ですが、化粧品から玩具、新薬の開発までに於いて
実験が不可欠なほどの世の中になっていることを知り、悲しさと混乱しております。」
動物実験の事を調べると、すぐに大きな問題に直面します。
それは厚く、高い壁のように感じるものです。その事を知っただけで、
動物実験はやむを得ないものだと感じる人も、多くいるはずです。
そして動物実験を行っている企業に同情さえ寄せる人もいるでしょう。
(私が動物実験の反対を訴えているのは、医療機関は含まれておりません)
その崩せようのない、立ちはだかる壁とは、日本の法律です。
どの企業も動物実験をやりたくてやっているのではなく、日本で定められた法律に
従って行っているのです。
詳細を知りたい方はこちらを参照して下さい。
これに対して、海外の法律はこちらをご覧下さい。
以下の文は、ここから一部抜粋しております。
ヨーロッパの国々では、国家が
☆動物実験施設の認可
☆動物実験計画の認可(国の委員会による)
☆動物実験者の免許
を行う(与える)ことを定めた法律が一般的です。
つまり国がある一定の基準を満たしたと認められた施設で、認められた計画が、
認められた実験者によって、行われなければ違法として罰せられます。
また、国による実験施設の査察も行われます。
これがヨーロッパの現状なのですが、日本はと申しますと、動物実験施設の認可、
動物実験者の免許は供に不要、査察制度、記録、罰則等もないのが現状で、動物実験先進国と
批判されている所以でもあります。
日本でも多くの企業が代替法に切り替えようとしてはいますが、先程も言及したように
日本では動物実験なしでは、特に新商品の開発は出来ない仕組みになっております。
既存の法律をパスした安全な成分だけではもの足りず、多くの企業が新商品を開発する過程で
動物実験は行われています。
この記事を最初に書いた頃、次のような主旨のコメントを頂きました。
「日本では法律で実験しないとやむを得ない事情なのに、それを書かずに、
実験を行っている企業名を羅列するのは問題がある。
あなたなりの表現で書くのは良いが、何も知らない人が初めてこの記事を読むと、
この件に関する本質を損なう事になる」
この方のおっしゃる事は、勿論理解できます。ごもっともです。
私は、この記事のシリーズの初めてのタイトルは「目を背けず、まずは知る事から」が
一番ふさわしいと思い、動物実験を知らなかった人が、せめて知る事だけでも
受け入れてくれれば、そこから何かを感じ取って、行動してくれるのではと言う、
勝手な期待から、法律抜きでこの記事を書き始めました。
ですが、最初に法律で決められている事だから、動物実験が行われていると知れば、
仕方がないと思う人が殆どではないでしょうか。
残念ながら、下々の人間には法律を変える事は出来ません。
だからと言って、仕方がない事として、手をこまねく事が正しいとは思えないのです。
法律を盾に、残酷極まりない実験で殺されている動物たちの死が
仕方がないと言う事と同じだと思うからです。
そこで法律を変えることは不可能だとしても、動物実験に反対する団体が行っている
不買運動を提供することで、行動を共にして欲しいと思ったのです。
実際、実験を行っていない企業もたくさんありますので。。
人は人それぞれ、色んな考えがあって当然ですが、ここは私のブログなので、
これからも「私なりの表現」で感じたままを綴って、発信して行きたいと思います。
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