みなさんは、生まれて初めて感動した映画って記憶にありますか?
私が小学低学年の頃にテレビで放送された「ベン」と言う映画が、
私にとって衝撃と共に感動を覚えた最初の映画でした。
では、ここでその映画のあらすじを紹介させていただきますね。
この映画の主人公、ダニー少年は重い心臓病を患って学校にも行けず、
孤独な日々を送っていました。
少年はある日、ひょんなことからベンと言う名のネズミと出会い、友情を育む様になります。
それまで一人の友だちもいず、心を閉ざしていたダニーは、ベンに心を開き、
何でも話すようになり、やがてベンもダニーを親友として信頼するようになりました。
しかしこのベンは、町中で問題を起こすネズミの大集団のボスで、
スーパーやレストランを襲い、しまいには、人間も殺害するようになります。
やがて町を上げてのネズミ駆除が決行される日がきました。
そのことをダニーはベンに知らせて、逃げるように伝え、ベンはリーダーとして数万匹もの
仲間を逃がすよう先導しますが、消防や警察による火炎放射器の攻撃を容赦なく浴びた
ネズミたちは、焼け死んでしまいました。
ベンもその攻撃を受け、体中に火傷を負いながらも、最後の力を振り絞りダニーの元へ
這い寄り、ダニーもベンに駆け寄って頬ずりしますが、ベンが再び息を吹き返すことは
ありませんでした。
そしてこの映画の感動的ラストシーンと切っても切れないのが、当時13歳だった
マイケル・ジャクソンが歌う「ベンのテーマ」です。
英語の歌詞
こちらはフィンガー5のアキラが日本語で見事に歌い上げています。
当時、8歳くらいだった私は英語なんて鉛筆に書かれているHBくらいしか知らず(笑)、
その歌の歌詞を理解することはできなかったのに、マイケルが奏でるその歌は自然と、
震えるような感動と共に、涙を誘いました。
もちろん子供ながらにも、これは映画だからと自分に言い聞かせてはみるのですが、
二人の友情が終わってしまった悲しみをコントロールする術もなく、
はらはらと頬を伝う涙を手の甲で拭きながら、悲哀な結末をその曲と共に見届けました。
この「ベンのテーマ」はダニー少年がベンに捧げるために作った歌で、
ネズミたちを殺そうとする人間たちにもベンみたいな友だちがいれば、
彼らは自分たちの行為を考え直すだろうと言うフレーズが、今ではなんとか英語が分かる
私の心に、再び感動を呼び起こしてくれました。
人間は身を守るためにネズミを殺し、ネズミは生存本能に従い生きるために町を襲った。
そこで奇跡のように生まれたダニーとベンの友情の物語は、40過ぎた私の中でまだなお、
キラキラと輝きを放ち続けています。
私がこの映画を見たのはその時、一度だけで、1972年に放映されたこの映画が、
まだビデオ屋さんで扱っているかはかなり疑問ですが、
機会があれば私もまた今度は子供たちと一緒に見てみたいし、みなさんにも見て欲しいと思い、
記事にしてみました。
☆今日のオマケ☆
日本にいた頃、朝マックする時は必ずエッグマックマフィンを食べてました。
残念ながら、こちらは朝マックにマフィンメニューはありませんが、
最近スーパーでバンズを売っているのを見つけたので、自分で作ってみました。 オイシイヨ
☆にゃんちゃってキャメラマン、ゆき☆
このお二方の間にも、しっかり愛が育まれています。
押していただけると、マイケル・ジャクソンの奇行が阻止されます!
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