今回は紫外線同様、「百害あって一利なし」と言われる喫煙について、
ぶちまけたいと思います。
私、タバコは嗜好品であり、場所さえわきまえて頂ければ何の問題もないと思うのですが、
オーストリア人のタバコのマナーは最低と言えます。
ちなみにオーストリアのタバコ1箱は4ユーロくらい。
こちらに来て一番びっくりしたのは、ベビーカーに乗るよう幼児、乳飲み子と一緒にいる母親が
平気でタバコを吸っていることです。
幼稚園や小学校の門の前で子供の帰りをタバコを吸いながら待つ母親には、幻滅さえ感じます。
しかも、タバコの煙が子供になびかないように気を使うこともあまり様子。
少なくとも、私は日本では見た事のない光景でしたのでかなりショックを受けました。
スウェーデンのある医療チームは、家庭や職場で自然吸煙にさらされた妊婦86人から生まれた
乳児の6.7%は妊娠期間の割に小さく生まれたと言う研究結果を発表しています。
(自然吸煙とは喫煙者の煙がその周りにいる人間の体内に自然に入ること)
また同研究によると、早期の妊娠期間における自然吸煙は小さい赤ちゃんを産む危険性が2倍に
なることも立証されています。
肺ガンと喫煙の因果関係は全くないと断言する医者も多く、その根拠として、肺ガンは
タバコの煙が肺の中に活性酸素を発生させることが原因と主張しているからなのです。
つまり、喫煙者より喫煙者の周りにいるノンスモーカーを含む、自然吸煙者の方が
肺ガンになる危険性が高いと言うことになります。
一番犠牲を被るのはタバコを吸う親を持つ子供に違いないでしょう。
ですから、周りにヘヴィスモーカーがいる方は要注意と言うことですね。
それから禁煙を勧めないドクターの言い分として、ヘヴィスモーカーはアルツハイマーに
かかりにくいだとか、禁煙することでストレスが深まれば、より健康がむしばまれるから
だとか、喫煙者本位の理由ばかりで、腹立だしい限りです。
ここで、世界の喫煙率をご覧下さい。
喫煙率が高い国
1位 ハンガリー
2位 オランダ
3位 トルコ
4位 ギリシア
5位 日本
喫煙率が低い国
1位 スウェーデン
2位 アメリカ
3位 ポルトガル
経済協力開発機構(OECD)の「Health at a Glance 2007」によるOECD29カ国15歳以上の喫煙率
そして驚きの事実は、OECD29ヶ国の中で女性の喫煙率が一番低い国は韓国で、
一番高い国は何とオーストリアなのです!
(ウチの主人はタバコが大嫌いで全く吸いませんが、主人の母、妹ともヘヴィスモーカー)
以前、ウィーンの離婚率が世界一と言う記事を書きましたが、
喫煙率でもオーストリアは群を抜いていることになります。とても不名誉なことですよね。
先にも申した通り、喫煙はマナーさえ守って頂ければ、何の問題もないと思われます。
私がタバコが嫌いな理由は、健康・美容面だけではなく、タバコの煙の臭いが髪の毛や気軽に
洗濯できないコートなどに染み込むことです。
臭いをつけた人がクリーニング代を払ってくれる訳でもないですしね。
禁煙コーナーのあるレストランだって、壁で仕切られていない以上はあまり意味のない
ことなので、私としてはレストランやカフェもテラス席以外は完全禁煙になることを、
望むばかりです。
誰か、煙の出ないタバコを開発でもしてくれたら、全てが丸く収まるのですが。。
☆今日のオマケ☆
イタリア在住のオーストリア人女流画家が描いた絵皿。
ウィーンではお土産屋さんなどで良く売られています。
☆にゃんちゃってキャメラマン、ゆき☆
正式名称は不明ですが、こちらではこの4輪バイクが良く走ってます。
日本はいかがでしょう?
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